正社員求人に応募するパターンと、非正規社員として働きながら正社員にキャリアアップするパターンは、介護士が正社員になるための主な方法です。
近年では少子高齢化が進んでいるため、介護士の採用に積極的な企業が複数あります。未経験や資格がない人も採用しているので、仕事への興味や学習意欲をアピールすることで採用への道が開けるでしょう。
いきなり正社員を目指すのではなく、正社員登用制度を利用して非正規から正社員を目指す方法もあります。介護士の仕事に興味はあるけれど、本格的に働くのは不安、体力的にもできるか分からない人におすすめです。介護施設で働くことで会社の仕組みや制度も分かりますし、仕事を覚えやすいというメリットがあります。他の職種と比べても正社員と非正規社員の仕事内容にそこまで違いがないことから、正社員の仕事にも慣れやすいと言えます。
介護業界では、実務経験がある人や資格を持っている人が評価されます。そのため、入社前や働きながら資格を取得すると良いでしょう。介護職の資格では、初心者研修資格、実務研修、介護福祉士の3つが代表的です。無資格でも介護の仕事はできますが、業務によっては資格が必要です。訪問介護で身体介護をする際には、介護職員初任者研修を修了していることが必要です。
初任者研修資格は、介護士が最初に取得すべき資格です。実務者研修は、実習をメインに400時間以上の研修を受講することで得られる資格です。介護福祉士は、実務者研修と3年以上の実務経験があると受験ができます。資格取得の他にも、介護士が正社員登用を利用するポイントはいくつかあるので押さえておきましょう。